椎葉村(しいばそん)は、宮崎県にある村。東臼杵郡に属する。
宮崎県の北部、九州山地中央部に位置し村としては全国第5位の面積を有する。北西部の国見岳をはじめ、全体が九州山地中央部の標高1000mから1700m級の山々に囲まれ、其の谷間を縫うように幾筋もの河川が源を発し流れている。村域の大部分は耳川源流域であるが、村の南部は一ツ瀬川や小丸川の源流域にまたがっている。このように非常に険しい地形であるため可住地面積は村域の僅か4%に過ぎず、川沿いや、山の主に中腹域の緩斜面に点々と集落が存在している。
村中心部・上椎葉地区の耳川上流側には日本初の大規模アーチダムである上椎葉ダムがあり、日向椎葉湖がその水を湛える。
気候は高い標高のため、九州南部としては冷涼で上椎葉アメダスの年降水量は約2800mmに達するなど非常に多雨であり、夏から秋にかけて台風からの湿った南東風の影響で大雨となることがある。冬は寒く、朝晩は氷点下となり雪が積もることもある。村域の多くが九州中央山地国定公園に指定されている。
地籍調査の進捗率は平成26年度末時点で49%である。