福井市(ふくいし)は、福井県北部(嶺北)に位置する市。福井県の県庁所在地及び県内で人口が最多の市で、中核市に指定されている。旧足羽郡。1889年(明治22年)市制施行。
戦国時代の武将柴田勝家の北ノ庄城時代から城下町として都市形成しはじめ、江戸時代には石高68万石を数える大城下町となった。福居、福井と地名を変えた親藩統治を経て、現在もなお県政の中心として福井城本丸跡に福井県庁がある。江戸時代の福井は日本屈指の大都市で朝倉氏滅亡後一乗谷から移転した文化人の影響もあり華やかな文化や行事が行われていた。
1940年代に福井大空襲、福井地震(1か月後に集中豪雨で九頭竜川堤防決壊)とわずか3年の間にそれぞれ人口の1〜2%を失う大災厄に2度も見舞われるという、近現代日本の都市としては唯一ともいえる経験を経ながら、当時の倍以上の人口にまで復興したことから不死鳥を街のシンボルとしている。