白山市(はくさんし)は、石川県の南部に位置する市。全域で白山手取川ジオパークをなす。
2005年2月1日に1市2町5村が新設合併して誕生した。県内の自治体で最大の面積を有し、人口は金沢市に次いで2番目に多い。
市全域が県内最大の河川である手取川の流域である。日本三名山の白山を有する市南部は山岳地域で、手取川は北へと流れる。その後、中流で西へと曲がり、市北部にあたる下流域で手取川扇状地や独特の島集落を形成して日本海へと注ぐ。白山市域は、暖流の流れる日本海の影響を受けて積雪が多い。このように日本海から白山にかけての狭い範囲で水循環(水の旅)が生み出されていることから、市全域が「山-川-海そして雪 いのちを育む水の旅」をテーマとする白山手取川ジオパークとして認定されている。
北部の旧松任市や鶴来町周辺は金沢市の南郊に位置することもあり、ベッドタウンとして人口が急増。住宅都市化が進むとともに、工業都市としても急成長している。